ニーハオ!こんにちは!
みなさん!!もうすぐ台湾人が最も恐れている1か月『鬼月』がやってきます!!
今日はなぜ台湾人が『鬼月』を恐れているのか解説します。
『鬼月』とは旧暦の7月のこと
中華圏(台湾・香港・中国など)では旧暦で行事やイベントを行います。
今年は8月11日(土)~9月9日(日)の1か月間がその旧暦の7月にあたり、台湾のお盆が始まります。
旧暦の7月15日は中元節といい、今年の中元節は8月25日(土)です。
『鬼月』にはいい霊も悪い霊もこの世に帰ってくるから怖いんです。
『鬼月』には自分たちの先祖も帰ってくるんですが、「鬼門」という地獄の扉も開くので悪い霊も帰って来てしまうんです。
台湾では悪い霊のことを『好兄弟』(お友達という意味)とよんでいます。
だから旧暦の7月は怖いんです!!
この時期が近づくとみんなお供え物をしたり線香をあげたり、ここまでは日本と一緒なんですが、このほかに悪い霊を刺激しないためにやってはいけないタブーがいっぱいあるんです。
『鬼月』にやってはいけない代表的な8つのこと
洗濯物は夜干しっ放しにしない
霊界は寒く暖をとるために霊が服に憑りついてしまうから。
私は台湾生活1年目の時に台湾人の旦那に洗濯物を干しっ放しにしてて注意されたことがあります。
ご飯に箸をささない
霊が食べに来てしまうから。
結婚や引っ越し、家の購入など大きなイベントや買い物は行わない
この時期は不吉とされていて、嬉しいこと、幸せなことなどすると霊がそこに集まって来てしまうからタブーなんです。
実際に昨年旦那の友人が『鬼月』に7人乗りの新車を購入したら、購入1週間で事故に遭ってしまい廃車になってしまいました。
友人は軽傷で済んだのでよかったんですが…。『鬼月』怖ーいってホントに思いました。
遠出や夜の外出は控える
夜は特に陰気が強くなり霊に憑りつかれやすいため控えた方がいいとされています。
遠出するってことは楽しいことです。だから霊も一緒についてきて、旅先でトラブルが起きやすいと言われているのでみんな旅行を控えます。
最終便に乗らない
最終便に乗ったまま、あの世に連れてかれてしまうかもしれないから。
夜は髪の毛をまとめる
長い髪をおろしたままだと霊に仲間だと間違われるため。
口笛は吹かない
霊が呼ばれていると勘違いして寄ってきてしまうから
紅包が落ちていても絶対に拾わない、踏まない
紅包とは日本でいうポチ袋のこと。
中にお金が入っていても、決して拾ってはいけない。
この時期にあの世の方に食べ物以外にお金もお供えします。外に落ちていてもこの紅包はあの世の方のものなので絶対に拾わない、踏まない!
もし拾ったり、踏んでしまったらあの世の方と結婚しなくてはならないかもしれません……(゚Д゚;)怖っ
まとめ
今回は代表的なタブーを8つ紹介しましたが、他にも海や山に行かないことや、夜に写真を撮らないこと、お供え物を食べないなどたくさんあります。
でも絶対に守らなきゃいけないわけではないんですが、台湾では自然とみんなしたがっているので私もタブーに気を付けながら1か月間平穏無事に過ごそうと思います。